ドイツテレコム―ホスティング子会社を売却―

ドイツテレコム(ボン)は15日、ホスティング子会社シュトラート(Strato)を独ネットサービス大手のユナイテッド・インターネットに約6億ユーロで完全売却すると発表した。シュトラートは中核事業に属さないうえ、買収提示額が大きかったため、取引に応じた。独連邦カルテル庁の審査を経て売却手続きが来年上半期に完了すると見込んでいる。

ホスティングとはインターネットに情報を発信するコンピューター(サーバー)の容量を間貸しするサービス。ユナイテッド・インターネットは今回の買収により、独同市場トップの地位を一段と強化する。

シュトラートの売上高は過去5年間で約9,000万ユーロから1億2,700万ユーロへと増加。営業利益(EBITDA)も同3,000万ユーロから4,900万ユーロへと拡大した。

ドイツテレコムは2009年、シュトラートを競合フリーネットから2億7,500万ユーロで買収した。今回の取引のより巨額の売却益を獲得する。

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