失業者数が16年も減少、就労者数は統一後最高に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3日発表した2016年の平均失業者数は前年を10万4,000人下回る269万1,000人となり、これまでに引き続き減少した。経済が安定していることが大きく、平均就労者数は42万9,000人増の4,349万人に達し、東西ドイツ統一後の最高を記録した。15年の難民急増を受けて求職活動をする難民の数が増えたものの、その多くがBAの語学研修プログラムなどに参加し失業統計にカウントされていないことから、失業者数の増加につながらなかった。

失業率は6.1%で、前年から0.3ポイント低下した。求人指数BA-Xはほぼ一貫して上昇し年末には過去最高の227に達した。

上部へスクロール