独最大手航空のルフトハンザ(フランクフルト)と中東の競合エティハド航空が出資交渉をしているとの観測が浮上している。伊紙『メッサジェッロ』が情報源を示さずに報じたもので、完全合併の可能性も協議しているという。両社は報道内容へのコメントを控えている。
同紙によると、エティハドはルフトハンザの増資を引き受けて同社株30~40%を取得する方向で協議している。
エティハドは独航空2位エア・ベルリンの筆頭株主で、ルフトハンザとは長年、対立関係にあった。だが、ルフトハンザとエティハドは昨年12月、コードシェア便の共同運航契約を締結。関係が急速に改善している。