車両の排ガス検査施設を独当局が開設へ

ドイツ連邦陸運局(KBA)が自動車の排ガス検査を行う独自の施設を開設する。自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正を見抜けなかったことを踏まえた措置で、年内にも業務を開始する予定だ。地方紙『フレンスブルガー・ターゲブラット』などが報じ、ドブリント交通相が追認した。

KBAの本部があるフレンスブルク近郊のハリスレーで、国有不動産の管理機関Bimaが敷地面積6,000平方メートルの不動産を取得。KBAに貸与する。

KBAはこれまで、独自の排ガス検査を行わず、テュフやデクラなどの技術監査機関に委託してきた。これがVWの不正を長期にわたって把握できない大きな原因となったことから、今後は不作為の検査を実施。メーカーによる不正を防止する考えだ。

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