ドイツ連邦統計局の発表によると、国内の醸造所と倉庫から昨年出荷されたビール(ノンアルコールビール、麦芽飲料、欧州連合=EU=域外からの輸入ビールを除く)は前年比0.1%増の9,580万ヘクトリットルとなり、3年連続で拡大した。国内販売は0.7%減少したものの、輸出が大きく増加。全体がわずかながら押し上げられた。
非課税のビール出荷高(輸出と醸造所内での従業員の消費の合計)は3.6%増の1,680万ヘクトリットルとなり、3年月連続で拡大した。EU域外向けの輸出が9.5%増の680万ヘクトリットルと大幅に伸びたことが大きい。EU向けは横ばい990万ヘクトリットル、醸造所内で従業員に無料で提供されたビールは2.9%減の10万ヘクトリットルだった。
ジュースを混ぜたミックスビールの出荷量は2.1%減の390万ヘクトリットルで、ビール出荷全体に占める割合は4.1%だった。
出荷高が最も多い州はバイエルンで、全体の24.5%を占めた。輸出に占める同州のシェアは31.3%で、前年の30.5%から上昇した。