情報通信業界好調、企業の8割が売上増を予想

独情報通信業界連盟(Bitkom)が国内の業界企業を対象に実施したアンケート調査によると、「今年上半期に売上高が増加する」との回答は80%に達し「減少する」の9%を大幅に上回った。売上増を予想する企業は特にソフトウエアとITサービス業界で多く、それぞれ85%、83%に達した。モノのインターネットなどデジタル化の深化がプラスに働いている格好。ITハードウエアと通信技術業界は同回答がそれぞれ65%、62%にとどまった。

情報通信技術(ICT)業界の昨年の売上高は前年比1.7%増の1,605億ユーロとなり、これまでに引き続き拡大した。今年も1.2%増えて1,624億ユーロとなる見通し。

事業の障害になっている要因を質問した項目では「専門人材の不足」との回答が65%で、圧倒的に多かった。求人需要の急速な拡大に供給が追い付かない状況だ。2位は「政治的な枠組み条件」(33%)で、3位以下は「資金調達条件」(11%)、「内需」(5%)、「外需」(5%)だった。

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