BASF―ディスプレー材料分野で買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は8日、液晶・有機ELディスプレー用光配向材料の有力企業であるロリックを買収したと発表した。電機産業向け材料事業を強化することが狙い。取引金額は公表しないことで合意した。

ロリックはスイスのアルシュヴィルに本社を置く企業で、従業員数は110人。液晶・有機ELディスプレーの輝度、コントラスト比、省エネ分野で高い技術を持ち、顧客メーカーは同社の技術を用いてディスプレーを製造している。

BASFはロリックを上海、蘭アイントホーフェンにある拠点も含めて買収する。

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