ダイムラー―初のロシア工場開設―

独自動車大手のダイムラー(シュツットガルト)は2月21日、2億5,000万ユーロを投じてロシアに乗用車工場を開設すると発表した。同社によるロシアでの乗用車生産は初めて。2019年の稼働を目指す。

新工場はモスクワの北方40キロに位置するエシポヴォ工業団地内に建設される。車体製造から塗装、組み立てに至る全生産工程を手がけ、ロシアで人気の多目的スポーツ車(SUV)やアッパーミドルクラス「Eクラス・リムジン」を柔軟に生産できる体制をとる。雇用創出規模は直接雇用だけで1,000人を超える見通しだ。

同工場は新設子会社メルセデスベンツ・マニファクチャリング・ルスが運営する。同社にはダイムラーとロシア商用車大手カマズが折半出資するダイムラー・カマズ・ルスも資本参加する。

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