シーメンス―機械装置事業を分社化―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6月29日、機械駆動装置(MD)事業を独立企業フレンダー(Flender)として分社化すると発表した。独立企業とすることで効率的かつ柔軟に事業を展開できるようにする。

新年度が始まる10月1日付で新会社を立ち上げる。本社をドイツ西部のボーホルトに設置、世界で計8工場を展開する。従業員数は6,000人を超える。これまでシーメンスの社名で展開してきた世界の当該事業はフレンダーへと改められる。来年半ばまでに新体制への移行を完了する予定だ。

新会社では産業・風力発電機用の減速機・増速機・継手を生産するとともに保守・メインテナンスサービスを手がける。

フレンダーは同社が2005年に買収した企業の社名。買収後はシーメンスのMD事業へと改められていた。

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