独電気電子工業会(ZVEI)は6月29日、世界の電機市場規模が昨年の4兆1,280億ユーロ(暫定値)から今年は4%拡大するとの見通しを明らかにした。全体の6割以上を占めるアジアが5%増となり、全体をけん引。アメリカ大陸と欧州もそれぞれ3%、2%成長するとみている。
アジアでは中国が昨年に引き続き7%成長。全体を押し上げる。日本は2%増、韓国は3%増となる見通し。
他の主要国では米国が4%、ドイツが2%の幅で拡大する。
2016年の世界市場シェアが最も大きかった国は中国で40%に達した。2位は米国(15%)、3位は日本(6%)、4位は韓国(4%)、5位はドイツ(3%)となっている。
今年の成長率が最も高い部門は電子部品と電子医療機器で、ともに6%に達する見通し。これに白物家電が5%で続く。