ヒビノは20日、欧州を中心に大型映像サービスを展開する独AV-Xに資本参加したと発表した。事業のグローバル化をこれまで以上に推進することが狙い。7万5,000ユーロを出資し、AV-X株27.7%を取得した。
AV-Xはモーターショーを主体としたグローバルな大型映像サービスの展開を目的に設立された新会社。設立者のドニ・パパン氏は世界的なネットワークを持ち、欧州の主要自動車メーカーを長年にわたり顧客としてきた。ヒビノ製LEDディスプレー・システムを高く評価し、世界各国のモーターショーでヒビノ製品を大々的に採用してきた。これが欧州における同社ブランドの評価向上に寄与したことから、ヒビノは海外拡販に向けてAV-Xに出資する。
今後はAV-Xが請け負う世界各地のモーターショーにヒビノの技術を提供するとともに、ヒビノが拠点を置く日本、上海、香港、米国のモーターショーを機材・人材の両面でサポートしていく。