独電気電子工業会（ZVEI）が25日発表した独電機業界の5月の輸出高は前年同月比14.9％増の160億ユーロとなり、同月の過去最高を更新した。ユーロ圏向けが10.5％増の48億ユーロ、ユーロ圏外向けが16.9％増の112億ユーロとともに好調だった。
ユーロ圏ではリトアニア向けの伸び率が最も大きく、前年同月比141.7％増の5,300万ユーロに拡大した。ラトビア（47.0％増の1,800万ユーロ）、オーストリア（24.2％増の6億9,800万ユーロ）、スペイン（18.9％増の5億6,200万ユーロ）も好調だった。
ユーロ圏外向けをけん引したのはロシアで、60.8％増の3億2,100万ユーロに拡大した。中国（39.6％増の17億ユーロ）、韓国（38.9％増の2億6,000万ユーロ）、インド（27.2％増の2億1,400万ユーロ）、英国（24.3％増の8億4,500万ユーロ）、ハンガリー（22.2％増の4億9,300万ユーロ）、米国（21.2％増の15億ユーロ）、日本（19.8％増の2億3,400万ユーロ）もユーロ圏外平均を上回る伸びとなった。トルコ向けは10.8％減の2億6,800万ユーロと振るわなかった。
1～5月の輸出高は802億ユーロで、前年同期を10.8％上回った。ユーロ圏向けが8.1％増の255億ユーロに拡大。ユーロ圏外向けは12.0％増えて547億ユーロに達した。