イノジー―合弁の洋上風力発電パークが英補助金を獲得―

エネルギー大手の独イノジー(エッセン)は11日、同社とノルウェーの同業スタトクラフトが建設する計画の洋上風力発電パーク「トリトン・ノウル」が英ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の助成金を獲得したと発表した。今後はプロジェクト関連企業との契約締結などを経て来年半ばに投資の最終決定を下して着工。2021年から運営を開始する。

トリトン・ノウルは両社の折半出資で英東部リンカンシャーの沖合32キロメートルの海域に建設する洋上風力発電パーク。発電容量は860メガワットで、80万世帯の電力需要に相当する。投資額は約20億ポンド(約22億ユーロ)。

両社はBEISが実施した助成金入札に1メガワット時当たり74.75ポンドで応札して、落札に成功した。

イノジーが現在運営する再生可能エネルギー発電施設の発電容量は計3.7ギガワットで、そのうち洋上風力発電は900メガワット強を占める。再可エネ分野に17~19年の3年間で総額15億~17億ユーロを投資する計画だ。

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