独中堅機械メーカーFFTプロドクティオンスジステーメ(フルダ)を中国企業が買収する公算が高まっているもようだ。消息筋の情報としてロイター通信が12日、報じた。
FFTは自動車、航空機、白物家電メーカー向けの生産設備を手がけている。2015年時点の従業員数は2,200人で、売上高は6億3,800万ユーロだった。
FFTのオーナーである事業家のルッツ・ヘルミヒ氏は同社を競売入札にかけており、中国の産業ロボット・自動化機器メーカー江蘇哈工智能機器人と上海電気、独中資本の投資会社AGICキャピタルの3社が買収に関心を示している。江蘇哈工智能機器人は落札の最有力候補と目されているという。売却価格は最大6億ユーロとなる見通し。