ドイツ連邦雇用庁(BA)が2日発表した10月の失業者数は238万9,000人となり、前月から6万人減少した。240万人を下回るのは統一後初めて。堅調な経済を背景に雇用の拡大が続いていることが大きく、季節要因を加味した実質でも1万1,000人縮小した。BAのデートレフ・シェーレ所長は「求人需要は一段と拡大した」と述べた。
失業率は名目5.4%で、前月を0.1ポイント下回った。失業者数は前年同月比では15万1,000人減少した。
国際労働機関(ILO)基準の9月の失業者数は152万人で、失業率は3.5%だった。
10月の求人件数は78万件で、前年同月を8万8,000件上回り、季節要因を加味した前月比でも8,000件増加した。求人指数BA-Xは前月から1ポイント上昇し245となった。