イージージェット―ベルリン発着便を大幅拡充―

格安航空(LCC)欧州2位の英イージージェット(ルートン)は6日、ベルリン発着便を来年1月から大幅に拡充すると発表した。同社は経営破たんした独航空2位エア・ベルリンから機材と発着権の一部を譲り受けることで10月に合意しており、これを活用して独国内・国際線事業を強化。同国1位のルフトハンザに対抗する。

イージージェットはこれまで、ベルリン・シェーネフェルト空港をドイツのハブ空港として利用してきた。エア・ベルリンからは機材25機とベルリン・テーゲル空港の発着権を取得する予定であるため、欧州連合(EU)の欧州委員会から承認が得られれば、1月5日からテーゲル空港発着便の運行を開始する。ドイツ国内線で週250便、パリ、ウィーン、チューリヒなどの国際線で15路線を計画している。

欧州委は12日に初期調査を完了する予定。同社がドイツ事業を強化するとルフトハンザの独占的な地位がやや弱まることから、無条件で承認されるとみられている。

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