SGL―売却益で黒字転換、17年の純益1.4億ユーロに―

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)が14日発表した2017年12月期の純損益は1億3,890万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億1,170万ユーロ)から大幅に改善した。黒鉛電極事業の売却益が黒字転換に大きく寄与。営業利益(EBIT、特別費を除く)も93.7%増の4,010万ユーロへと拡大した。継続事業ベースの売上高は11.7%増の8億6,010万ユーロで、売上高営業利益率は前期の2.7%から4.7%へと上昇した。

18年12月期は売上高で約10%増、EBIT(同)で売上をやや上回る伸びを見込む。前期は赤字だった継続事業ベースの純利益では損益分岐点を確保する見通しだ。

同社は今回、22年までに売上高を13億ユーロに拡大し、売上高営業利益率も最低10%に引き上げるとの中期目標を打ち出した。

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