京セラは6日、自動車部品製造の独プレー(Preh)をデュッセルドルフ地方裁判所に提訴したと発表した。触覚伝達技術「ハプティビティ(HAPTIVITY)」に関連した京セラの特許(欧州特許 EP 2 461 233 B1)を侵害したとしている。
京セラはプレーが製造 • 販売する車載向けマルチメディアインターフェース(MMI)「All-in-Touch」ユニットで京セラの特許が使用されているとしてライセンス契約の締結を要求してきたが、成約に至らないことから裁判を起こした。
同社はハプティビティを車載機器、産業機器など幅広い用途で実用化するために、自社で利用するだけでなく他社へのライセンス提供も積極的に展開していく考え。知的財産権を重要な経営資源と位置付けていることから、知財権侵害には厳しい態度で臨む方針を取っている。