自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は11日、グループ車のリコール(無料の回収・修理)を実施すると発表した。VWブランドの小型車「ポロ」と姉妹ブランド・セアトの「イビザ」「アロナ」の現行モデルでシートベルトに不具合があることが分かったためで、近くリコールを開始する。対象となる車両の数は計40万台強で、そのうちポロが約22万台、セアト車が計19万1,000台を占める。
プレスリリースによると、5人が乗車した状態で例えば車線変更を急速に行うと、後部座席左側のシートベルトのロックが金具が外れ跳ね上がる恐れがある。同社は修理が行われるまで後部座席の中央シートを使用しないよう呼びかけている。