建設許可件数、第1四半期は1.7%減に

ドイツ連邦統計局が17日発表した第1四半期(1~3月)の建築許可件数(増改築を含む)は前年同期比1.7%減の7万7,811件とやや落ち込んだ。建設許可の大部分を占める住宅の需要は堅調なものの、認可当局のキャパシティ不足が響いて件数が落ち込んだもようだ。減少幅は新築で1.5%、増改築で2.9%に上った。

新築住宅の許可件数は6万8,071件で、前年同期を1.5%下回った。難民の受け入れ施設となる寮で42.9%減少。一世帯住宅と二世帯住宅もそれぞれ2.0%、2.7%落ち込んだ。都市部に多い三世帯以上の集合住宅は4.7%増の3万9,362件へと拡大した。

非住居用建造物の新築許可件数は3.0%減の1,081件へと落ち込んだ。ただ、容積ベースでは9.6%増の5,141万9,000立方メートルへと拡大。容積の伸び率は農業施設(58.8%増の770万立方メートル)、事務・管理施設(32.5%増の511万4,000立方メートル)、公共施設(24.4%増の460万6,000立方メートル)、宿泊・飲食施設(23.5%増の132万9,000立方メートル)、工場・作業所(12.7%増の976万2,000立方メートル)で大きかった。

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