ドイツ連邦統計局が7日発表した7月の輸出高（暫定値）は前年同月比7.6％増の1,110億ユーロとなり、2カ月連続で拡大した。ユーロ加盟国向けが9.5％伸びて全体をけん引。欧州連合（EU）域外向けは7.1％増、EUのユーロ非加盟国向けは5.5％増だった。
輸入高（暫定値）は945億ユーロで、12.0％増加した。ユーロ加盟国とEU域外からがそれぞれ14.1％増、13.6％増と2ケタ台の伸びを記録。EUのユーロ非加盟国は4.8％増だった。
貿易収支の黒字幅は165億ユーロで、前年同月を12.2％下回った。経常黒字は18.2％減の153億ユーロだった。
1～7月の輸出高は7,738億ユーロで、前年同期を4.5％上回った。ユーロ圏向けが6.8％増加。EUのユーロ非加盟国向けは4.1％増、EU域外向けは2.6％増だった。
1～7月の輸入高は5.8％増の6,355億ユーロだった。輸入先地域別の伸び率はユーロ加盟国が7.0％、EUのユーロ非加盟国が5.7％、EU域外が4.8％だった。
1～7月の貿易黒字は1,383億ユーロで、前年同期から1.3％減少。経常黒字は7.4％増の1,502億ユーロへと拡大した。サービス収支と第二次所得収支（居住者と非居住者との間の対価を伴わない資産の提供に係る収支）の赤字幅減少と、第一次所得収支（対外金融債権・債務から生じる利子・配当金などの収支状況を示す収支）の黒字幅拡大で水準が押し上げられた。