フォルクスワーゲン―VW乗用車で生産性30%引き上げへ―

フォルクスワーゲン(VW)グループ(ヴォルフスブルク)は9月27日、VWブランド乗用車の新生産戦略「トランスフォーム・トゥゲザー」を発表した。同乗用車ブランドの長期事業計画「トランスフォーム2025+」を生産面から支えるもので、2025年までに生産性を18年比で30%引き上げる考えだ。

トランスフォーム2025+は2016年、VWブランド乗用車の収益力改善策として打ち出された。ブランド・ポジショニングの明確化と事業効率・生産性の向上、電動車やモビリティーサービスの拡充を通して競争力を強化していく考えで、売上高営業利益率を15年の2%から20年に4%、25年には6%へと引き上げる目標だ。

今回打ち出した新生産戦略ではこの目標を実現するために、25年までに生産コストを26億ユーロ削減する。標準化を通して複雑な生産プロセス・構造を簡素・スリム化していく。

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