BMW―車載電池再利用のコンソーシアム設立―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)は15日、車載電池の再利用に向けたコンソーシアムを、非鉄金属の精錬・加工・リサイクルを手がけるベルギーのユミコアおよび、車載電池の量産を目指すスウェーデンの新興企業ノースボルトと共同設立すると発表した。使用済みの車載電池をリサイクルすることで資源の有効利用を実現する。

車載電池にはマンガン、コバルト、ニッケルなどの天然資源が用いられる。これらの資源には限りがあるうえ、電池需要の拡大を背景に価格も上昇していることから、電池リサイクリングの重要性が高まっている。

BMWはノースボルトを車載電池の潜在的な調達先とみており、将来的に同社からの供給を視野に入れている。ただ、ノースボルトは現時点で生産を行っていないことから、広報担当者はノースボルトの量産開始が取引の前提になると述べた。

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