自動車部品大手の独ヘラー(リップシュタット)は21日、車内照明の分野で仏同業フォルシアと戦略協業すると発表した。自動運転の今後の普及をにらんだもので、搭乗者の多様なニーズに対応したライトソリューションを提供していく。
高度な自動運転車ではドライバーが歓談や娯楽、仕事など運転以外のことを行えるようになる。このため内装のあり方がこれまでの車と大きく変わる。両社はこれを踏まえて、今回の協業を取り決めた。ヘラーは照明分野の製品、フォルシアは車内空間の総合的なシステムインテグレーターとしてのノウハウを持ち寄る。
フォルシアは自動運転車向け内装分野で他社との協業を重視しており、昨年には内装と安全技術を統合したソリューションの分野で独ZFフリードリヒハーフェンと戦略協業した。