有用性が明確ならAIへの抵抗感は低下

人工知能(AI)に懐疑的な消費者の割合はドイツで26%に上り、肯定的な消費者(同18%)を上回っていることが、独電機電子工業会(ZVEI)の委託で調査会社ユーガブが実施したアンケート調査で分かった。ただ、AIの具体的な有用機能を肯定的にとらえる消費者は多く、有用性が明確な分野では抵抗感が薄いことも明らかになった。

交通渋滞のう回路などをAIが提案することを肯定的にとらえる消費者の割合は52%に上った。冬季に仕事を終えて帰宅の途につくと暖房が自動でオンになるなど家庭機器の制御にAIを用いることについても27%が肯定的な回答をしている。

年齢層別でみると、AIに最も肯定的なのは14~34歳で、24%に上った。一方、55歳以上では16%と低く、懐疑派(29%)の約半分にとどまった。

調査は14歳以上の消費者2,016人を対象に10月に実施された。

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