フィルター大手の独マン・ウント・フンメル(ルートヴィヒスブルク)は5日、コスト削減方針を発表した。「2018年の利益が満足できるものでなかったため」と理由を説明している。コストを6,000万ユーロ圧縮する考えで、広報担当者は人員削減を行う見通しを明らかにした。
同社は自動車や産業向けにフィルターを製造している。18年は為替差損が響いて売上高が前年(38億9,000万ユーロ)比1.7%増と小幅な伸びにとどまった。利益は明らかにしていない。
ヴェルナー・リープヘル新社長は昨年12月、価格圧力が高いため、何らかの合理化措置が必要だとの認識を示した。また、売上高営業利益率(EBITベース)は6~8%が適正だと述べた。同社の売上高営業利益率は16年が3.3%、17年が4.8%と、社長目標を大きく下回っている。