景気低迷も労働市場は堅調、2月失業者数3.3万人減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した2月の失業者数は前月比3万3,000人減の237万3,000人へと縮小した。季節要因を加味した実質でも2万1,000人少なくなっており、BAのデートレフ・シェーレ長官は「景気減速にもかかわらず労働市場は力強さを保っている」と述べた。失業率は横ばいの5.3%。前年同月比では失業者数が17万3,000人減少した。

国際労働機関(ILO)基準の1月の失業率は3.4%で、前月(12月)から0.3ポイント上昇した。1月は例年、失業者数が増加する。

2月求人件数は78万4,000件で、前年同月から2万件増加し、前月比でも実質1,000件拡大した。求人指数BA-Xは前月比横ばいの255。前年同月比では3ポイント上昇した。