18年の実質賃金1.3%上昇

ドイツ連邦統計局が22日発表した2018年の実質賃金指数(2015年=100)は前年比で1.3%増加し、2年ぶりの大きな上げ幅となった。名目賃金の上昇率が3.1%と7年来の高水準を記録。インフレ率(消費者物価の上昇率)が1.8%だったことから、実質賃金が1.3%増となった。

フルタイム勤務の被用者の平均給与(特別手当を含む)は年5万1,331ユーロに達した。西部地区で5万3,054ユーロを記録。東部地区は4万334ユーロにとどまった。

18年の名目賃金は07年に比べて29.6%上昇した。物価の上昇率はこの間、15.8%であり、実質賃金は13.8%高くなった計算だ。

西部地区の名目賃金はこの間28.9%、東部地区は同36.1%上がった。

名目賃金の伸び率が最も大きかった職能グループは管理職で37.1%に達した。これに非熟練被用者が30.8%、高度な専門職が29.2%、専門職が26.6%、熟練被用者が25.7%で続いた。

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