5月インフレ率1.4%に急落、イースターの反動で

ドイツ連邦統計局が5月31日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.4%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同2.0%から縮小した。前月はイースター休暇の効果で旅行関係を中心にサービス価格が上昇しており、その反動が出た格好だ。サービスの上げ幅は1.2%で、前月の2.1%を大きく下回った。

物価に占める比重が1割強と大きいエネルギーも上昇率が前月の4.6%から4.2%へと低下した。食料品は同0.8%から0.9%へと拡大。物品全体の上げ幅は横ばいの1.8%だった。

消費者物価は前月比では0.2%増となり、4カ月連続で拡大した。

欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が1.3%、前月比が0.3%だった。

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