スイス総合金融大手のUBS(チューリヒ)は7日、日本の富裕層向け事業で三井住友トラスト・ホールディングスと提携すると発表した。両社の強みを持ち寄って商品ラインアップやサービスの幅を拡充する。
UBSのグローバルなノウハウと、日本最大の専業信託銀行として三井住友トラストが持つ専門性を組み合わせる。これにより、例えばUBSの顧客には不動産や信託サービスへのアクセス、三井住友トラストの顧客には証券取引やリサーチ、資産管理アドバイスなどのサービスをそれぞれ提供できるようになる。
まずは当局の承認を得て今年末からそれぞれの顧客にサービスの相互提供を開始。2021年には合弁会社を設立する。出資比率はUBSが51%、三井住友トラストが49%。新会社には日本におけるUBSの富裕層向け事業を移管する。