消費者の34%がネット通販を週一以上で利用

16歳以上のドイツの消費者の94%が過去1年間で少なくとも1度、ネット通販で商品を購入したことが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。頻度が週に1度以上との回答は34%で、3人に1人が日常的に利用している。30~49歳の層では同比率が47%に達した。

「購入に際して重視する要素」としては「価格」との回答が最も多く、ネットショップ利用者全体の77%を占めた。「割引」は35%と比較的少なかったものの、「割引を得るために個人データを提供しても構わない」は46%に上った。16~29歳では同割合が54%と高い。

「どの通信機器で購入しますか」との質問ではスマートホンとの回答が52%に上り、前年調査の50%から2ポイント増加した。16~29歳では81%に達している。パソコンとタブレットの利用比率は低下した。

「ネット通販で購入したことのある商品」では衣料品・靴・アクセサリーとの回答が最も多く、93%に上った。これに白物家電が81%、書籍が79%で続く。食料品・飲料は46%だった。

「どのネット通販で購入するかを選ぶ際の基準は何ですか」との質問では「送料無料」と「支払い方法の選択肢の充実度」との回答がともに59%で最も多かった。「配達時間」は50%、「無料返品」は47%、「過去の購入者による評価」は43%だった。

「返品したことのある」利用者は11%で、前年の12%からやや減少した。男性が9%だったのに対し女性は13%とやや多かった。

ネット通販の輸送用包装容器に関しては「通販事業者はできるだけ多くの商品を容器に詰め込むべきだ」と考える人が92%と多かった。「包装容器が商品サイズに比べて大きすぎることが多い」は84%、「包装ごみが大量に発生することは煩わしい」は70%に上った。

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