ドイツ機械工業連盟(VDMA)が9日発表した独業界の11月の新規受注高は前年同月を実質15%下回り、下落幅は前月の同11%から拡大した。2ケタ減となるのは2カ月連続。景気低迷のほか、比較対象の2018年11月は受注水準が比較的高かったことが響いた。
受注を地域別でみると、国内が15%減、国外が14%減とともに振るわなかった。国外はユーロ圏(ドイツを除く)が11%減、ユーロ圏外が16%減だった。
新規受注を特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、9~11月は前年同期を実質10%割り込んだ。国内が12%、国外が9%減少。国外の内訳はユーロ圏が5%減、ユーロ圏外が10%減だった。