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2020/1/29

経済産業情報

金属労組がベアより雇用を優先、製造業の転換期や景気低迷踏まえ

この記事の要約

労組はこの問題に関して雇用者側と危機意識を共有しており、共同の課題と位置付けて解決していく意向だ。

雇用者側がこれを受け入れれば、大幅な賃上げを要求しない意向で、ベアはインフレ率を上回る程度の水準で満足するとしている。

インフレ率は現在、低迷していることから、2年前の前回(ベア4.3%)のような大幅賃上げは回避される見通しだ。

自動車、機械、電機などドイツの主要産業の労働組合である金属労組IGメタルは今年の春闘で賃上げよりも雇用の維持を優先する意向だ。イェルク・ホフマン委員長は24日、製造業が大きな転換期を迎えているこ...