新型コロナをドイツ人は恐れず

新型コロナウイルスの流行をドイツ人はあまり気にしていないことが分かった。仏世論調査機関Ipsosが世界10カ国の市民1万人を対象に実施した2月末のアンケート調査によると、新型コロナが自国にとって「大きな脅威」ないし「極めて大きな脅威」だとの回答は同国で31%にとどまり、カナダ(21%)、英国(26%)に次いで3番目に少なかった。ドイツには心配性の人が多く、国外から「ジャーマン・アンクスト(ドイツの不安)」としばしば皮肉られるが、少なくとも今回のウイルス問題に関しては当てはまらないもようだ。

自国の脅威との回答が最も多かった国は日本で、65%に達した。これにベトナムが63%、フランスが49%で続く。

新型コロナが自分自身にとって「大きな脅威ですか」との質問でもドイツは「はい」13%にとどまり、カナダ(8%)、英国(12%)に次いで3番目に少なかった。この質問でも日本は26%と割合が高い。

上部へスクロール