大病院が新規入院の受け入れを停止、院内感染急増で

独東部ポツダム市のミケ・シューベルト市長は1日、地域医療で中心的な役割を果たすエルンスト・フォン・ベルクマン病院が新規入院患者の受け入れを停止したことを明らかにした。新型コロナウイルスの院内感染が急速に増えたためで、退院と転院も当面、見合わせる。

同病院の老人病棟では3月27日から28日にかけて新型コロナの患者数が33人へと急増した。これを受けて530人の患者、全員を検査したところ、計61人の感染が確認され、スタッフも250人のうち3人が検査で陽性となった。

患者61人のうち11人は集中治療ステーションで治療を受けている。残り50人は特設の「コロナステーション」に隔離された。

高齢者は新型コロナに感染すると死亡するリスクが高い。ドイツではすでにヴュルツブルクやヴォルフスブルクの介護施設で集団感染が発生し、多くの入居者が死亡している。

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