自動車業界の現状判断が過去最悪に

Ifo経済研究所が4日発表した独自動車業界の4月の現状判断を示す指数は前月のマイナス13.2ポイントからマイナス85.4ポイントへと急落し、2009年4月に記録した過去最低(-82.9ポイント)を更新した。下落幅72.2ポイントもこれまでで最大となっている。

同指数は現状を「良い」とする企業の割合から「悪い」とする企業の割合を除いた数(DI)。今後6カ月の見通しを示す指数もマイナス34.6ポイントからマイナス45.7ポイントへと大きく低下した。

このほかの数値も軒並み悪化しており、受注残を示す指数はマイナス10.1ポイントからマイナス76.7ポイント、在庫残を示す指数はプラス14.6ポイントからプラス40.5ポイントへと悪化。工場稼働率は東西ドイツ統一後最低の45%へと下落した。生産見通しに関する指数はマイナス36.2ポイントからマイナス44.2ポイント、輸出見通しに関する指数はマイナス43.9ポイントからマイナス64.9ポイントへと落ち込んだ。

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