ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領は18日に開いたテレビ会議方式の首脳会談で、EUが新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた加盟国の経済復興を支援するため創設する「復興基金」...
2020/5/20
総合 - ドイツ経済ニュース
コロナ「復興基金」の制度設計で独仏合意、墺などは補助金方式に反発
この記事の要約
ただ、欧州委が調達した資金はEU予算から長期的に返済するため、加盟国に負担が回る可能性はある。
復興基金の財源に関しては、フランスとイタリア、スペインなどが「コロナ債」と称されるユーロ圏共同債を発行することを提唱していたが、ドイツやオーストリア、オランダなど財政健全化に努めてきた加盟国が、財政が厳しい南欧諸国などの債務を肩代わりすることになりかねないとして反対してきた。
さらに同首相は、ドイツがEUの次期中期予算への拠出を通じて、基金の27%に相当する額を負担する意向も表明した。
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