自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が15日発表した4月のグループ新車販売台数は前年同月比45.4%減の47万3,500台と大きく落ち込んだ。新型コロナ危機の直撃を受けた格好で、1~4月の累計も前年同期比28.6%減の248万台弱へと後退した。
4月販売は特に西欧が振るわず、前年同月を75%以上下回る7万5,800台へと減少した。各国政府のコロナ対策に伴う販売店の営業停止や、需要減などを背景とする生産停止が響いた。南米も減少幅が大きく、北米は半減した。
中国は1%増とやや増加した。新型コロナの感染拡大が一服したことを受けて生産が再開され、販売も回復していることが大きい。