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2020/5/27

経済産業情報

VW社長などの裁判打ち切り、ディーゼル排ガス不正の独刑事訴訟で

この記事の要約

ブラウンシュヴァイク検察当局によると、VWはこれを受けて、不正の事実を公表すると巨額の損失が発生すると判断。

米環境保護庁(EPA)が15年9月18日にVWに対する「違反通知」を公表すると、同社株が急落したことは、開示による巨額損失をVWが事前に認識していたことを間接的に裏付けるものだというのが検察当局の見方で、ヴィンターコルン社長(当時)は遅くとも15年5月、ペッチュ財務担当取締役(同)は同6月29日、ディースVWブランド乗用車部門担当取締役(同)は同7月27日時点で、不正の事実とそれがもたらす財務上の痛手を把握していたと断定。

EPAが違反通知を公表する前の時点では排ガス不正の適宜開示に踏み切るに足る具体的な根拠がなかったとして、巨額損失を恐れて適宜開示義務に違反したとする検察の主張に反論していた。

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に絡んだドイツの刑事訴訟で、被告となっていたヘルベルト・ディース社長とハンスディーター・ペッチュ監査役会長への裁判手続きが打ち切られたことが1...

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