独鉄鋼業界団体シュタールが25日発表した4月の国内粗鋼生産高は前年同月比23.9%減の255万7,000トンと大幅に落ち込んだ。新型コロナ危機を受けて自動車などの川下産業で需要が激減したことが反映された格好。酸素製鋼は27.1%減の173万3,000トン、電磁鋼は16.1%減の82万4,000トンとともに減少幅が大きかった。圧延製品の生産高は219万3,000トンで、27.0%減少した。
1~4月の粗鋼生産高1,241万6,000トンで、前年同期を10.0%割り込んだ。酸素製鋼が12.0%、電磁鋼が5.3%の幅で減少。圧延製品は8.1%減の1,093万3,000トンだった。