建設業にも新型コロナの影響、3月受注が10.5%減少

ドイツ連邦統計局が25日発表した3月の建設業新規受注高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を10.5%割り込んだ。新型コロナ危機で経済の先行きが読めないことから、建設計画を先送りする動きが強まっているもようだ。前年同月比(物価・営業日数調整値)の減少幅も10.3%と大きかった。

特種要因によるブレが小さい3カ月単位の比較をみても、1~3月は前の期の昨年10~12月を実質4.3%下回った(物価・季節要因・営業日数調整値)。前年同月比(物価・営業日数調整値)は2.9%減だった。

3月の受注高は名目で約79億ユーロとなり、前年同月を4.2%下回った。実質値に比べ減少幅が小さいのは値上げ幅が大きかったため。1~3月は前年同期を名目で0.9%上回った。

上部へスクロール