クララ・テクノロジーズ―アルファベットが出資―

独米系の人工知能(AI)スタートアップ企業クララ・テクノロジーは20日、米グーグルの親会社アルファベットが同社に1,500万ドルを出資すると発表した。出資額と出資比率は不明。アルファベットはAIスタートアップを対象とするベンチャー資本グラジエント・ベンチャーズを通して資本参加する。

クララは2013年にベルリンで設立された企業。医師と患者のコミュニケーションを、人としての関係を失うことなく自動化するAIベースのプラットホームを開発している。同プラットホームでは例えば、予約を無断キャンセルした患者や、新型コロナウイルスの感染を恐れ待合室でなく病院の前に止めた車の中で待つ患者との連絡を行う。

同社は巨大な米国市場の開拓に注力するため、現在はニューヨークに本社を置き、ベルリン拠点は子会社となっている。従業員数は約60人。

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