製造業受注残高3カ月連続増、コロナ前の水準をほぼ回復

ドイツ連邦統計局が19日発表した製造業の8月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を1.0%上回った。増加は3カ月連続。国内受注の残高が0.6%増、国外が同1.1%増と、ともに拡大した。8月の受注残高は新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の2月に比べると0.2%低い水準にあるものの、差はほとんどなくなっている。7月時点では1.1%下回っていた。

8月の受注残高を部門別でみると、中間財は前月比で1.1%、投資財は0.9%、消費財は2.4%それぞれ増加した。

受注残月(受注残高の対売上比を月に換算)は6.4カ月で、前月の6.3カ月からやや拡大した。拡大は5カ月連続。中間財が3.0カ月から3.1カ月、投資財が8.9カ月から9.1カ月、消費財が2.4カ月から2.5カ月へと増えた。

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