電池用の資源事業を手がけるスイスのブラックストーン・リソーシズ(バール)はこのほど、独東部のデーベルンを電池セルの生産拠点に決定したと発表した。独子会社ブラックストーン・テクノロジーが同地のアム・フックスロッホ工業団地で11月1日から事業を開始する。
同工業団地内に生産施設、倉庫、オフィスからなる面積6,000平方メートルの拠点を確保した。セルの生産能力は年0.5ギガワット時。近く生産設備の設置を開始し、来年夏から試作を開始する。
ブラックストーンは昨年初頭、ドイツで車載電池セルを生産するために2億ユーロを投資する方針を明らかにした。当時の発表によると、第1段階として電動車2万5,000~10万台に相当する年1億個のセルを生産。その後、規模を大幅に拡大することになっている。この計画に変更があるかどうかは明らかにされていない。