自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)がこのほど発表した10月のグループ新車販売台数は90万3,200台となり、前年同月を4.9%下回った。前月は今年初めての販売増となったが、再び減少へと転じた。
中国を除くアジア太平洋が3.3%増の2万5,200台となった以外はすべて減少した。各地域の実績は西欧が6.4%減の28万500台、中東欧が7.7%減の6万5,300台、北米が9.8%減の7万2,500台、南米が1.6%減の5万3,000台、中国が3.3%減の37万6,500台、中東・アフリカが4.1%減の3万300台。
主要ブランドでは高級乗用車のアウディが9.8%増の16万3,800台へと拡大。そのほかはVWブランド乗用車が7.4%減の52万1,100台、シュコダが6.6%減の9万8,300台、セアトが11.4%減の3万8,900台、ポルシェが8.8%減の2万3,300台、VWブランド商用車が10.4%減の3万5,600台、MANが1.1%減の1万2,800台、スカニアが19.4%減の7,700台へと落ち込んだ。
1~10月のグループ販売台数は740万7,800台で、前年同期を17.3%割り込んだ。すべての販売地域で減少。減少幅は西欧が25.1%、中東欧が17.3%、北米が20.7%、南米が22.6%、中国が9.2%、中国を除くアジア太平洋が9.0%、中東・アフリカが14.2%に上った。
ブランド別ではVWブランド乗用車が17.4%減、アウディが10.3%減、シュコダが19.5%減、セアトが28.7%減、ポルシェが5.7%減、VWブランド商用車が24.9%減、MANが21.0%減、スカニアが34.2%減だった。