クラリアント―従業員を追加削減―

スイス特殊化学大手のクラリアント(ムッテンツ)は11月25日、従業員およそ1,000人を追加削減すると発表した。事業売却に伴い売り上げが縮小することから、管理部門をそれに見合った規模にダウンサイズする。ハリオルフ・コットマン社長は「これにより平均を上回る成長、より高い利益率、より強力なキャッシュフロー創出力を実現するための基盤を作り出す」と狙いを語った。同社は2月、全社員1万7,223人(当時)のうち最大600人を整理する方針を打ち出していた。

今回整理する1,000人のうち3分の1は顔料事業の売却に伴い売却先に移籍。残り3分の2は退職などによる自然減を通して2年以内に削減する。

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