年末年始の休業、機械メーカーの8割弱が実施

ドイツの機械メーカーの77%が年末年始に休業を設定したことが、ドイツ機械工業連盟(VDMA)のアンケート調査で分かった。休業日数は平均15日に上る。調査は会員企業809社を対象に12月11~14日の4日間、実施された。

休業を実施すると回答した企業のうち35%は休業期間を例年より長く設定した。その理由として最も多かったのは「新型コロナウイルスの感染リスクを下げるため」で、67%に上った。これに「受注不足・稼働率の低迷」が63%で続いた。「部品供給のひっ迫」は5%にとどまった。

「全事業部門を対象に休業を行う」との回答は54%だった。残り46%は一部の業務を継続。継続する業務では管理、経理、サービス、販売、交換部品の供給、棚卸、緊急サービスとの回答が多かった。

「新型コロナウイルスの感染拡大を受けてモバイル勤務を拡大した、ないし拡大する」企業は80%に達した。VDMAのカール・ホイスゲン会長は年末年始の休業を長く設定した企業が多いことも踏まえ、「機械・設備メーカーは現在のロックダウン局面においても(感染拡大を防止するという)責任を引き受けている」と述べた。

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