ティッセンクルップ―ハンガリーにエンジニアリング拠点設置―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップはハンガリー西部のヴェスプレームに自動車部品のエンジニアリング開発拠点を設置する。シーヤールト外務貿易相が21日に明らかにした。投資額は22億フォリント(約620万ユーロ)で、政府はそのうち7億7,000万フォリントを助成する。

同相によると、今回の投資は同社とハンガリー政府が5年前に結んだ戦略提携の一環。ティッセンクルップ・ハンガリーのエックシュタイン社長はヴェスプレームを選んだ理由として、自動車産業の集積地であることと、ヴェスプレーム大学の存在を挙げた。新拠点では高技能のエンジニア80人を雇用する予定だ。

ティッセンクルップのハンガリーでの雇用規模は2,300人で、うち約900人が自動車部門のエンジニアとなっている。同部門はデブレツェン、ヤースフェーニサル、ジュールに工場を、ブダペストにソフト開発拠点を持つ。

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