ダイムラー・トラック―ポルトガル工場を炭素中立化―

独ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは8日、ポルトガル中部のトラマガル工場で2022年までに炭素中立を実現する計画を発表した。欧州の全工場を同年までに炭素中立化する目標に基づく措置。ホルヘ・ホーザ工場長は「炭素中立のモビリティは車両生産もグリーンでなければ達成できない」と述べた。

トラマガル工場は欧州における「ふそう」ブランドの主要な生産拠点。2017年からはエンジン車だけでなく、電気小型トラックの「eキャンター」も手がけている。

ダイムラーは同工場のエネルギー消費量を削減するほか、外部から調達する電力を再生可能エネルギーへと切り替えていく。また、敷地内にソーラー発電施設を設置する。構内の物流には電動車両を投入する意向だ。

ソーラー電力はグリーン水素の生産にも試験投入する。天然ガスを段階的にグリーン水素へと切り替えていくことを視野に入れている。

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