独バイオ医薬品企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーが共同開発した新型コロナウイルス用ワクチン「コミナティ筋注」の接種対象が数週間以内に12歳未満の子供にも拡大される見通しだ。ビオンテックのウール・シャヒン最高経営責任(CEO)とオズレム・テュレジ最高医療責任者(CMO)が週刊誌『シュピーゲル』のインタビューで明らかにした。コミナティ筋注は現在、12歳以上でないと接種を受けられない。
5~11歳を対象とする治験のデータを数週間以内に欧州をはじめとする世界各地の当局に提出し、認可を申請する。成分は12歳以上向けの製品と同じだが、用量は少ない。生後6カ月~4歳への接種についても年末までに治験データを得ることができると見込んでいる。